平成27年の北陸新幹線開通でグンと近くなった富山県南砺市「法林寺温泉」は旧福光町に1971年に創業。日帰り温泉も楽しめる一軒宿だ。
法林寺温泉につかったら、南幸で「なんなんまぶまぶ」を味わおう
泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。常連客で一日中にぎわっている。正真正銘の源泉掛け流し、トロリとした肌触りの湯は、毎日営業終了後に湯を払って入れ替える清潔で新鮮な良湯だ。
「南砺まぶし」は、鰻のひつまぶしをヒントに開発されたご当地グルメで、そのままで、薬味をかけて、出汁をかけてと、三通りの変化が楽しめる。
「南幸」のそれは、舌を噛みそうな「なんなんまぶまぶ」の品名。飯の上に焼いた揚げ、豚コマの刻み、白ゴマ、万能ネギ、しそ、のりを敷き、市内城端産の豚バラを自慢のタレで焼き上げて載せる。濃厚な味には、茎を混ぜ込んだワサビや、煮干と昆
布のダシが良く合う逸品だ。
↑南砺の新名物「なんなんまぶまぶ」
法林寺温泉/南幸 DATA
温泉 | 法林寺温泉 |
住所 | 〒939-1626富山県南砺市法林寺4944 |
電話 | TEL:0763-52-4251 |
味処 | 南幸 |
住所 | 〒939-1861富山県南砺市城端417-1 |
電話 | TEL:0763-62-2727 |
地図 |
■『夕刊フジ』に好評連載の板倉あつし取材の「菜湯紀」を再編集したものです。