宮城県仙台市出身の美人サックスプレイヤーSaeka(才恵加)
宮城県仙台市出身の美人サックスプレイヤーSaeka(以下才恵加)は、10歳からブラスバンドでクラリネットを始め、高校入学と同時に本格的にサックスに転向。2009年ガールズ・インストゥルメンタル・バンド「Bye Bye Boy」を結成し、12年ミニアルバム「MAKE A STORY」をリリースしました。14年からは才恵加としてソロ活動をスタート、都内を中心に積極的にLIVE活動を展開。同年5月には自主制作でファーストアルバム「+LIFE」をリリース。
現在では西野カナ、ももいろクローバーZ、SCANDALをはじめとした様々なアーティストのレコーディングやライヴをサポートしてます。今回紹介するメジャー・デビュー・アルバムは、マイケル・ジャクソンの最後のツアー・メンバーらとロサンゼルスでレコーディングした正真正銘のスムース・ジャズですが、才恵加のオリジナル楽曲のほか、アリアナ・グランデのカヴァー曲を演奏してジャンルの壁を超えています。
先月号の続きみたいで恐縮ですが、ワタクシ18年5月18~20日に、豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」のジャズ・クルーズ企画に取材乗船する好機に恵まれました。この企画には大御所ベーシストでプロデューサーのマーカス・ミラー、グラミー賞を16回も受賞したスーパープロデューサー、デイヴィッド・フォスターが惚れ込んでプロデュースを手掛けたブレナ・ウィテカー、トニー・サッグス・トリオ、才恵加のライブが組まれていて、音楽好きには、夢のようなグルーズでした。最終日の深夜に行われたジャムセッションで、初々しく恥ずかしげながらも才恵加が演奏したフォープレイばりの「ビトゥイーン・ザ・シーツ」が良かったのなんの。まあ、うら若き乙女が「ベッドに入って」なんてセクシーなタイトルの曲を、世界的ミュージシヤンの前で演奏するのだもの、無理もない。小雨の夜マンハッタンで乗り込んだフォード・クラウンビクトリアのイエローキャブのカーラジオから流れてくる彼女のサックス。こんなシチュエーションなら女の子を口説く勇気も百満倍ですな!
『ピアス』 Saeka
定価 ¥2500(税別)/ VICJ-61763/収録曲は公式HPで
発売元 ビクターエンタテインメント
アメリカン・カーライフ・マガジン「A-cars」2018年8月号
「DJ-Qの音楽ゼミ」に加筆修正しました。