静岡県磐田市の「磐田グランドホテル」と袋井市の「可睡斉」

静岡県磐田市の「磐田グランドホテル」は市内唯一の天然温泉だ。

源泉掛け流しの湯に浸かったら、家康ゆかりの名刹で精進料理を

2000m以上の掘削で堀当てた源泉は、アルカリ性単純温泉。
茶褐色(コハク色)の湯は、身体が芯から温まる。

毎晩湯を張り替える清潔な正真正銘の源泉掛け流しだ。
昨年のフットサル・ワールドカップ日本代表の宿舎に選ばれ、三浦知良選手も疲れを癒した名湯だ。

お隣、袋井市の寺、可睡斉(かすいさい)は、徳川家康ゆかりの寺。
その名の由来は、家康が浜松城主になった折、幼いころ戦乱の中から救い出してくれた仙麟等膳(せんりんとうぜん)和尚を城に招待し感謝を述べたが、その席上で居眠りをする和尚を見て「我その親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし」と言った逸話から。

可睡斉では精進料理のコース(2000円~3500円、要予約)が人気だ。料理に精通した和尚さんたちが、動物性の食材を一切使わずに作る「地産地消」のスローフードだ。

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↑家康ゆかりの名刹で味わえる精進料理

磐田グランドホテル/可睡斉 DATA

温泉 磐田グランドホテル
住所 〒438-0016静岡県磐田市岩井2280
電話 TEL0538-34-1211/FAX0538-36-1012
味処 可睡斉
住所 〒437-0061静岡県袋井市久能2915-1
電話 TEL0538-42-2121
地図

■『夕刊フジ』に好評連載の板倉あつし取材の「菜湯紀」を再編集したものです。