長野県白馬村八方温泉は、白馬三山の連なる八方尾根の麓に広がる温泉地だ。
八方尾根を見上げて入浴したら、八方田舎料理を味わおう
「郷の湯」「おびなたの湯」「みみずくの湯」(いずれも入浴料は600円/TOPの画像は「みみずくの湯」)に配湯される源泉はアルカリ性単純温泉。
pH11を超える強いアルカリの湯は、美肌の湯であり、体内深部の体温を上げて免疫力を高める万人向きの湯で「八方美人の湯」として地元の人々に愛されている。
「みみずくの湯」の露天風呂から眺める八方尾根は眼にも優しく、癒しの温泉の代表格だ。
八方田舎料理 「おひょっくり 八方本店」の「おひょっくり」とは、こねた小麦粉(地粉)を細長い小判型に伸ばしたもので、ほうとうとすいとんの中間くらいのパスタ料理。
その語源は、熱いものを食べる時に、口をつぼめる姿が「ひょっとこ」に似ているからだという。
沢山の野菜と豚肉や鶏肉からでるダシを信州味噌で仕立てた、厳しい白馬の冬の暮らしから生まれた、暖かい郷土鍋料理だ。
みみずくの湯(八方温泉)/おひょっくり 八方本店 DATA
温泉 | みみずくの湯(八方温泉) |
住所 | 〒399-9301長野県北安曇郡白馬村北城八方口5480-1 |
電話 | TEL0261-72-6542 |
味処 | おひょっくり 八方本店 |
住所 | 〒399-9301長野県北安曇郡白馬村北城5081 |
電話 | TEL0261-72-2661 |
地図 |
■『夕刊フジ』に好評連載の板倉あつし取材の「菜湯紀」を再編集したものです。