三重県津市榊原温泉「榊原舘」と「温泉野菜蒸し」

万葉の時代から愛される「榊原温泉」は、古くは、七栗上村(ななくりかみむら)と呼ばれ、かの清少納言が「枕草子」で、『湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯』と讃えたと云われる名泉だ。

「榊原舘」の泉質は、アルカリ性単純温泉。
慢性関節リウマチ、糖尿病、精神安定、ストレス解消、血圧安定などに効果が高い。

沢山の湯舟を持ち合わせる宿だが、豊富な湯量を生かして、毎日湯を払い丁寧な清掃を施す、温泉に対する真摯な姿勢も素晴しい、隅々まで気配りの行き届いた居心地満点の宿である。
大浴場「まろみの湯」の源泉浴槽は32.5度で、何時間でも、何日でも、ゆっくりと浸かっていたくなる、正真正銘の源泉掛け流し。厳しい残暑を忘れさせてくれる、気持ちの良いぬる湯だ。

自慢の料理は「温泉野菜蒸し」で、その素晴しい泉質を胃袋からもしっかりと取込むことが出来る。

onsenyasaimushi

榊原舘(榊原温泉)DATA

温泉・味処 榊原舘(榊原温泉)
住所 〒514-1251三重県津市榊原町5970
電話 TEL059-252-0206/FAX059-252-1705
地図

■『夕刊フジ』に好評連載の板倉あつし取材の「菜湯紀」を再編集したものです。